Body
体の土台をととのえる骨格ケア①┊「頑張らなきゃ変わらない」は思い込み?
2025.6.15
〝 骨格をととのえる 〟ってどういうこと?
頑張る、鍛える、意識する…
いろいろ試してみたけど変わらなかった方へ。
MebuKiで大切にしているメソッドのひとつ、「骨格ボディメイク」の考え方も交えながら、
体の本質に立ち戻るヒントをお届けします🕊️ ⠜
筋トレやストレッチ、ウォーキングにヨガ。
「なんだか思ったほど変わらないな」
「よかれと思って頑張ったら、体を痛めちゃった…」
はじめてお越しいただいたクライアントさんから、こんなことを聞くことがあります。
実はこれ、そもそもの骨格の状態が関係していることがあるんです。
骨格が歪んだまま動くと、歪みは、さらなる歪みを生む。
知らず知らずのうちに、体のあちこちに負担をかけていることも。
「何をするか」以前に、「どんな骨格の状態で動くか」
これが大切なんです!

■ 骨格はからだを支える土台
わたしたちの体を建物に例えるなら
骨格は「柱」で、特に背骨は大黒柱のような存在。
筋肉は外壁
内臓は内装
血管は配管のようなものです。
柱がズレたり傾いていたところで
どれだけ外壁固めても、内装をととのえても、
建物全体のバランスは、少しずつ崩れていきますよね。
体も、それと同じ。
骨格がズレたままだと
どれだけ筋肉を鍛えても、ストレッチをしても、
土台が安定していないから、元に戻りやすいのは自然なことなんです。

■骨格がゆがんでしまう理由
わたしたちの骨格は、本来、ととのったた形の〝 設計図 〟を持って生まれてきます。
でも成長の過程や、日々の生活環境や習慣によって、少しずつズレが生まれてくるんです。
たとえば、座る時間が長かったり、同じ方向で子どもを抱っこしていたり、知らないうちに無理な姿勢がクセになっていたり…。
そして残念なことに骨格は誰でも、遅くても20歳ごろから老化がはじまるといわれています。
そのズレが大きくなるほど、太りやすくなったり、運動の効果を感じにくくなったり、不調や違和感として体にサインが出るようになります。
じゃあ、どうして骨格はゆがんでしまうのか?
実はその理由、意外とシンプルなんです。
それは、暮らしが「便利になりすぎた」から。

本来、わたしちの体は
地球の重力に身をゆだねながら動くことで、自然とバランスがととのうようにできています。
だけど現代では、靴を履いて舗装された道を歩くことが当たり前。
長時間イスに座り続けることが習慣。
重力を感じながら体を使う感覚が、だんだんと使われなくなってしまったんですね。
便利さと引き換えに、わたしたちの体がもともと持っていた〝 自然とととのう力 〟が発揮されにくくなっているんです。
だからといって大昔の暮らしには戻れない・・・
だからこそ、自分の体に目を向けて、ととのえてあげる
それが大事だと思っています🌿

■〝 頑張る 〟ではない。からだの本質に立ち返る
「もっと筋肉を鍛えなきゃ」
「もっと姿勢を意識しなきゃ」
「深呼吸を意識しなきゃ」
など、何かをプラスしたり、コントロールの方向に力を注ぐいうよりも
骨格が本来の位置に戻れば、体は自然と心地よく方向に動き出します。
必要以上に鍛えなくても、軽やかに動ける。
力を抜いていても、姿勢よく立てる。
自然と呼吸が深まる。
といったかんじです。
「体質だから」「年齢だから」と諦めなくてもいい。
わたしたちの体には、元々、自由にでのびやかに動く力がちゃんと備わっています。

──じゃあ、どうやって骨格をととのえていくのか。
次回は、頑張らなくてもいい、自然の法則に沿ったととのえ方についてお伝えしていきます♩